パーフェクトゲーム

野球界で素晴らしいゲームがありましたね。
完全試合!!

この偉業を成し遂げた選手から思い返されるのは、2019年の岩手県大会の決勝での出来事でしょう。
決勝までの試合で疲弊しきったエースを、監督は決勝で起用しなかったんですよね。

自分が指導者だったら

投げさせるのか?
投げさせないのか?

監督の考え、選手の思い、仲間の思い、OB保護者の思い、部外者の声などなどを当時の記事から読み解き、将来指導者を目指す学生たちの授業で話し合いをしてもらいました。

授業の前は学生の意見が、圧倒的に「投げさせない」に偏りそうだなぁ、と思っていましたが意外にも半々に分かれました。

「投げさせない」
と考えた学生は、やはりケガなどが気がかり、肘の違和感もあった、選手個人の将来のことを考えたい、ゴールをもっと先に置く、甲子園がゴールではないという意見。

「投げさせる」
では、出て勝てる可能性があるなら本人の気持ちを尊重したい、チームメイトと納得のいく決断をさせたい、仲間との目標が大事、後悔がのこるなどという意見。

正解はないのですが、みんな選手のことを考えていて偉いなぁと思いました。

実際にも意外とある、こういった場面。

指導者として自分の哲学をもち、ブレない判断が下せるようにトレーニングは必要ですね。