指導方針について

クラブはどんな指導をしてるのか。

最新のトレーニングをどんどん取り入れてやっている?
練習量が多くガンガン走り込んでいる?
コーチがたくさんのテクニックを教えてくれるのか?

ガッカリするかもしれませんが、MACはどれも当てはまらないかな、と思います。

まず大前提として、
理念にもあるように小中学生に「陸上競技に取り組める環境を作った」ということがあります。

陸上部がないけど陸上やりたいならMACがありますよ。
一生懸命取り組めば記録が伸びます。
1人ではないので仲間もできます。

ある意味、部活の代わりのようになっています。

その作られた環境の中で、たまたま記録が伸びてきて目立つ選手がいます。
それが今のMACです。


トレーニングは地味でつらく厳しいです。
最新のトレーニングかというとそうではなく、コーチが良いと思っているものは新しいもの・古いもの問わず練習に取り入れます。

練習量も多くはなく、クラブに来る頻度が多ければ、それだけ練習を継続することができる、学校の行事に練習の有無が左右されないので継続性が高いということですね。

練習は基本的には集団指導です。
その日その場所で選手の動きを観て細かな動きのアドバイスを与えるよりは、イメージした動きに近づけるための練習を処方していきます。


なのでクラブの練習は、

派手じゃないし
練習量多くないし
教えてくれないし

と思う人もいるかもしれませんが、結果を見てもらえればわかってもらえるかな?と思います。
また、仲間や人間関係の繋がりもできてきて、コーチが見ていても良い関係と思うことがしばしばあります。

環境と仲間、子どもたちには良いと思っています。


ちなみに小学生には全く結果を求めていませんし、
中高生が結果がでなくてコーチが怒る事もありません。

コーチの信念として、

「責任自分」

というのがあります。

中学生以上の子どもたちにはよく話していますが、
「君たちの結果が良くなければ、それはコーチの責任だとコーチは思う。ただ、君たちも自分の責任だと思いなさい。お互いが人のせいにする事なく、振り返ることができれば次は上手くいく。」

もう一つ、

「選手はコーチを選べる」

クラブ設立からずっと「勧誘しない!」というのがあります。他のチームに勧誘されて出ていった選手はいましたが、ぼくらからは勧誘しません。

速い!すごい!伸びそう!
そう思わせてくれる選手はたくさんいますし、クラブに来てくれたら嬉しいと思いますが、こちらから声かけは一切しません。

「クラブとコーチを選んでくれた選手と共に歩んでいきたい」
という思いです。


クラブにはこういった方針に賛同してくれている方が集まっているのだと思います。

MACを選んで来てくれた仲間たちを大切にしていきたいです。